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花火は、綺麗だけど一瞬で消え去る。
私も一番輝いているときに消え去る花火なのかなって思った。
『キミハ、ワタシガシンダアトモ、イキツヅケルンダネ』
そんなことを考えているとき、君は私の方を向いてきた。
私もそれを受け入れた。
人生で初めてキスは、花火のように一瞬のことだったけど、その一瞬で私の人生は輝いた。
ネガティブな思いは消え去り、君と最後まで生きよう、
そう強く思った。
他の人たちが花火に夢中になっている間、私は、君に言ったんだ。残りの人生が僅かしかないことを。
君は、そのことを受け入れてくれて
「最後まで側にいるよ」
そう言って君と私はまたキスをした。
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