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今、優希と陽菜と一緒に
玲奈ちゃんの病室に来ています。
たくさんの管で
玲奈ちゃんと機械が繋がれている。
酸素マスクを
曇らせて、一生懸命、息をしてる。
お願い…。
玲奈ちゃん、戻ってきて。
俺、待ってるからさ…。
ポタッ
あれっ?涙が出てくる。
なんで?
玲奈ちゃんの前では
泣かないって決めてたのに…。
陽菜「珠理、我慢しなくていいよ。玲奈が起きるまで
泣いたらいいじゃない。」
珠理「うぅ…。うっ、うぅ…。」
優希「うん。うん。珠理、頑張って練習してたよな。
珠理はいつも、頑張り過ぎだよ。」
珠理「俺のせいで、玲奈ちゃんが…こんな…
こんな…ことになった…んだ。」
陽菜「珠理、ダメだよ。そんなこと、言っちゃだめっ!」
珠理「ごめん。そうだね。俺がそんなんじゃ、玲奈ちゃんが、不安になっちゃうね。…。ヨシッ、泣くの止めたっ!』
優希「それでこそ、珠理だ。」
それから、俺は
陽菜と優希と一緒に
玲奈ちゃんの目が覚めるのを待った。
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