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「さて今日も仕事にいきますか」
「本当に勤労青年よねー、顎はー」
1LDKの広々とした部屋に居るのは肌をはだけさせたネグリジェをきている金髪の美しい女性。どことなく異国の血が混じってるような澄んだ蒼い瞳の女性。胸は豊満すぎるほどな大きさとスタイルはモデル並。
「就職がうまくいかないなら当面はバイトでつなぐしかないでしょう、いくら亡くなった父母の遺産があったとしてもそういうものに余り頼るのはよくないでしょう」
「なら私のとこで働けばいいのに」
「僕は別に偏見は持ちませんが、健康的に合わないと思うので、イライザ姉さんの仕事場はよしておきますよ、まあ映像的に大人の男性しか受け入れないような感じの職業ですし」
「そりゃそうね、アダルトな映像作品だし、基本テレビに出ない女優だもんねえ」
姉と呼んだイライザはクスクス笑う。
「いくら半分しか血の繋がりはなくても大事な姉なんですから、身体は大事にしてくださいね、まあ姉さんなら大丈夫でしょうけど」
「もう可愛いわねー、顎は」
イライザはそういうと頬にキスをした。
「気をつけてね」
「ええ、行ってきます」
家から出て10分でつける会社
魔神製薬
ここが僕の務めるこの街における巨大製薬会社だ。
もっともバイトなのでただ作られた薬を梱包するだけなのだが、それで日当が2万という破格のバイト料なのでそれで僕は非常に助かっている。
「やあ顎君おはよう、今日も天気がいいねえ」
「ああ、魔神社長おはようございます」
出社すると同時ににこやかに声をかけてきたのはナイスミドルの黒スーツの壮年の男性。
「しかし君も災難だったね、就職の方は、まあその分君がいてくれるからわが社は助かるが」
「はは、まあしょうがないですからその分色々お願いします」
「はは、如何にアルバイトといえども皆仲間だ、遠慮なく頼りたまえ」
社長みたいな人が世間を変えていくんでしょうね
「総統、出撃準備整いました」
「よろしい、世界征服の一歩をこの街からはじめよう」
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