✩初体験?!✩

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夕方になり、なんとか、ダンボールの片付けを、終わらせた。 蒼生さんは、疲れているはずなのに、ずっと、一緒に片付けをしてくれた。 「蒼生さん…大丈夫ですか?」 「…大丈夫…。 今日は、休みだから…。」 蒼生さんは、そう言いながら、倒れるように、ソファに、座り込んでしまった。 「あっ…蒼生さん!?」 私は、慌てて、蒼生さんに駆け寄った。 蒼生さんの顔を覗き込むと、蒼生さんは、私の手を引っ張った。 「蒼生さん…?」 「…柚希ちゃん…ごめん。 しばらく、このまま寝かせて…。」 蒼生さんは、そう言って、寝息を立て始めた。 「えっ…このままって…あっ…蒼生さん?」 私は、今、蒼生さんの上に覆いかぶさった状態で、蒼生さんに、キツく抱き締められている。 “ このままの状態で…って…私は…どうしたらいいの? こんなの…恥ずかし過ぎて…心臓持たないよ…。” 私の気持ちを知る由もない蒼生さんは、私を抱き締めたまま、気持ち良さそうに眠っていた。
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