【~プロローグ~】

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『柚希ちゃん……愛してるよ!! 今日も、可愛かったよ!!』 『今、俺のこと考えてただろ? 俺も……お前のこと考えてたんだ……。』 『明日……また、会いに行くよ!! いつもみたいに笑顔見せてくれよな……。』 突然送られてくるようになったメール……。 それは、私が務めるコンビニのお客様からのメール……。 大学生くらいの、少し小太りで、眼鏡をかけた、その男性は、毎日、買い物に来てくれるお得意様……。 私が、教えたわけでもないのに……何故か、アドレスを知っていて、仕事中も、何度も話しかけてくるし…… ひどい時は、1日に100回くらい送られてくるメール……。 お得意様だから邪険にもできないし、店長にも相談できなくて 、私は、ボロボロになりそうなくらい、悩んでいた。
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