【半同棲の始まり】

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お母さんが、玄関を出て行った直後…。 蒼生さんは、私を、後ろから抱き締めてきた。 「ヤバい…。 何度会っても、緊張する…。 俺…変なこと…言ってなかったよね?」 蒼生さんは、すごく震えた声で、聞いてきた。 「大丈夫ですよ。 全然変なこと言ってないですよ!! いつもの素敵な蒼生さんでしたよ!!」 私は、そう言うと、蒼生さんの方を向いて、蒼生さんに抱きついた。 そしたら、蒼生さんは、優しく私を抱き締めてくれた。 「今日から…ずっと一緒にいられるな…。」 「そうですね。 よろしくお願いします。」 「こちらこそ、よろしく!!」 私と蒼生さんは、そう言い合って、見つめ合った。 お互いに、じっと見つめ合う内に、自然と吸い込まれるように、唇を重ね合った。 時々、見つめ合っては、また、唇を重ねた。 付き合い出して、一週間…。 今日から、大好きな蒼生さんと、半同棲の生活が始まる…。 「蒼生さん…大好きです。」 「柚希ちゃん…俺も…大好きだよ…。」 そう言い合って、また、お互い見つめ合って、何度も唇を重ねた。
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