✩初体験?!✩

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私は、蒼生さんに抱き締められたまま、ドキドキしながらも、いつの間にか眠ってしまっていた。 目を覚ますと、既に起きていた蒼生さんの顔が、目の前にあって、恥ずかしくなって、蒼生さんから離れようとした。 でも、蒼生さんは、そんな私を、さらに強く抱き締めて、離してくれなかった。 「久しぶりに…すごい爆睡した。」 「えっ? 今、何時ですか?」 私が、そう言って、また、離れようとすると、蒼生さんは、また、抱き締める腕を強める。 強めても、痛くはないんだけど、心臓が鳴り止まなくて、きっと、顔も真っ赤だったと思う。 「今、20時…。 昼寝で、こんなに、ゆっくり寝たの、本当に久しぶりだよ。 柚希ちゃんが、ずっと、傍にいてくれたからだよ。」 蒼生さんは、そう言って、じっと、私を見つめながら、優しく微笑んだ。 そして、やっと、強めた腕を緩めると、私の頭を、優しく撫でてくれた。 蒼生さんは、片手で私を抱き締めたまま起き上がって、キスしてきた。
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