✩初体験?!✩

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冷蔵庫を開けて、私の部屋だということに気づいた蒼生さんは、一旦、冷蔵庫を閉めた。 「…ごめん…。 ここ…柚希ちゃんの部屋だった…。」 蒼生さんは、恥ずかしそうに言って、顔を赤くした。 私は、そんな蒼生さんを、“ かわいい!”って思って、クスッと笑った。 「大丈夫です…。 あの…何が食べたいですか?」 「…柚希ちゃん…。 あっ…違う…あの…麻婆豆腐とか青椒肉絲って…作れる?」 蒼生さんは、間違えて、私の名前を言って、さっきより、顔を赤くしながら、言った。 「えっと…材料があれば…大丈夫ですよ。」 私は、そう言いながら、冷蔵庫を開けて、麻婆豆腐の材料と青椒肉絲の材料を探した。 豆腐にミンチ、豆板醤、甜麺醤…それから、ピーマンと小間切れ肉…片栗粉…。 私は、一通り、材料を台所に出して、炊飯機の中を見て、2人分くらいのご飯があるのを確認すると、保温ボタンを押して、料理を開始した。 そんな私を、蒼生さんは、じっと見つめていた。 「蒼生さん?大丈夫ですか?」 「…ごめん…大丈夫…。 柚希ちゃん…あの…怒ってない?」 蒼生さんは、戸惑った感じで聞いてきた。 「…初めてで…ビックリしましたけど…怒ってないですよ…。」 私は、そう言って、ニコっと笑った。
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