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お風呂から出てくると、蒼生さんは、まだ、戻ってきていなかった。
私は、髪を乾かしながら、ソファーに座って、テレビを見ていた。
10分程して、隣のドアが閉まった音がして、数秒後、私の部屋のドアが開いた。
玄関を覗くと蒼生さんだった。
私は、蒼生さんが、リビングに入ってくるなり、ソファーから立ち上がり、駆け寄って、抱きついた。
「蒼生さん…少しでも、離れるの寂しいです…。」
私が、そう言うと、蒼生さんは、私を抱き締めてくれた。
「俺も…。
ずっと…一緒にいたいし、隣に部屋借りるんじゃなく…同棲すれば良かったよ…。
まぁ…さすがに、それは、柚希ちゃんの両親が反対したかもしれないけど…。」
蒼生さんは、そう言って、クスッと笑うと、優しくキスしてくれた。
「ですね。
同棲だったら、許してくれなかったかもです…。
でも…すぐ隣でも…お互いの部屋にいる時は、遠く感じちゃいます。
ずっと一緒にいたいです。」
私は、そう言って、蒼生さんを、じっと見つめた。
そしたら、蒼生さんは、私のおデコに、自分のおデコを、コツンと当てた。
「…んなかわいい事ばっか言ってると…理性飛ぶ…。
そう言えば…さっきは、柚希ちゃんの鍵を借りて閉めてって…今、開けて入ってきたけど…
お互いの部屋…自由に行き来できるように、合鍵…作ろっか…。」
蒼生さんは、そう言いながら、キスしてきた。
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