事件のはじまり

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「なっ」 黒い剣を握った途端、匠は声をあげた。 「ど、どうしたの?兄さん」 「いま、剣を持った時、一瞬、〝久しぶりだな〟って声が聞こえたんだ。 気のせいだと思うけど…」 匠は剣を見つめた。 「兄さん。 大丈夫?剣、交換する?」 「いや、交換しなくていい」 二人は倉庫か出て、魔方陣がある地下に向かった。
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