プロローグ

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血みどろになって、死んでる、一人の女。 何かを死んでも、しっかり抱えている。 「死んでも、離さないのか」 一人の男が、死んでいる女の腕をもぎとった。 「やっと、会えたね。匠」 一人の男が不気味に嗤った。 「うわあああああ!」 青山・匠は叫び声を上げながらベッドから、飛び起きた。 「ゆ、夢」 汗をぬぐいながら、匠は 「悪夢だ」 と呟いた。 最近、変な夢ばかり見る。 慣れてきたけど、今日の夢は特に不思議な夢だったな。 匠は、タンスを開け、服を着替え部屋から出た。
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