彼女の存在

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結局、私の気持ちを察するどころか、 飲み会に参加してきた裕。 普段はいつでも逃げれるように、下座に座っておとなしく飲んでる私だけど、 今日は率先して上座へ… 明石さんをみちづれにして 裕の近くの席へ腰を下ろした。 裕を間に挟んで、左には小林。 右には青木主任が陣取ってる。 裕の目の前に座った私は、さっきから、もじもじ、そわそわしてる青木主任を 睨ん…否、眺めていた。 だけど、私のそんな心配もどこへやら、 青木主任が裕を口説くこともなく、 40人ほど参加した飲み会は、乾杯から始まり、何グループかに別れて盛り上がりながら、楽しい時間を過した。
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