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「もう麻衣ちゃん。みんなの前でやめてよ照れるじゃん」
えっ?
な、なんでそこで小林が反応してくんの?
「朝倉さんの彼氏って小林くん?」
「うそ…ほんと?」
「じゃぁ名駅でキスしてたのも朝倉さん?」
えぇぇっ!?
ちょっと待って!!
取り消すつもりないとか思ってたけど、
こんな展開になるなら話は別だし。
「麻衣ちゃん…みんなにバレちゃったね」
「ちょっと小林!!あの本当違いますから。小林は冗談で言ってるだけです!!」
「なんだぁ~違うの?」
「でも本当は付き合ってるんじゃないの?」
「隠さなくてもいいよぉ~秘密にしとくから♪」
違う!!って弁解する私に、みんな半信半疑で、ますます面白がってからかってくる。
だから違うのにぃ…。
なにこれ最悪。
マジありえないよ。
はぁって肩を落としたら、
「あほ…」
呆れたような口調で明石さんの声が横から聞こえてきて、ついでに
「これは麻衣ちゃんもらうチャンスかも…」
小さな声で誰かさんに言ってるのか、
そう呟いた小林の声に張本人は知らん顔してお酒を飲んでる。
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