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折角この俺様が世界に偉大な名前をつけたと言う瞬間を、横で馬鹿らしいものを見てる風に口をへの字にしている少女は、更に俺に文句があるらしく捲し立てるように言い放つ。
「ゾラ!馬鹿な言動を発した自分に酔いしれてないで遅刻するわよ!!早く支度しなさい!!」
「ココ。俺は今、偉大なるこの世界に偉大な…… 「っるさい!」
「幼少から何かと世話を焼いてくる少女。ココは、俺の幼なじみと言うことを良いことに、毎朝俺を、暗黒の監獄へと連れて行くのだった……
「全部口に出てるし、学校を監獄なんかに例えるな。それじゃおばさん。いってきます♪」
「あらあら、いってらっしゃーい」
て…っきます」
この年になって母上に挨拶するのは何かと恥ずかしいのもあるがしっかりと言えた俺の1日が始まる。
「声小さいわね」
「言うな……」
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