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「ところでさっきの爆発は?」
青年は苦虫を噛み潰した様な顔になると
「とある世界のさ…………その…………魔王と勇者が喧嘩してんのさ…………。」
「…………魔王?しかも勇者?」
何でそんな人達が外れ者?
リデイオが感じた疑問を理解したのか青年は言いにくそうに明後日の方を見る。
そんな事をしてる間も爆発音はなり続ける、そして
ガラッ
「「先生っ!!」」
頭に角を生やした浅黒い肌の男と金髪でスタイルのいい兜を被った女性が部屋に入ってきた。
「「ちょっと聞いてくださいよ!!」」
なんという阿吽の呼吸、息をするテンポも足取りも同時の二人が青年に詰め寄る。
「うるせぇよ!お前ら!今新しい入居者きてんだぞ!?」
「「だってこいつが!!」」
やはり同じタイミングで相手を指す二人組、青年はかなりうっとおしそうだが。
「んで…………何が原因だよ……。」
「「こいつが我(私)の邪魔リコ(アーノンドチョコ)食いおった(食べた)!!!」」
「知るかぁぁぁぁ!!」
どうやら青年は苦労性な人らしい、そんなこんなで二人が落ち着くまでリデイオは、部屋の隅で黙っていた。
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