新しい世界で

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やあ!あれから無事に転生を遂げた主人公こと、片桐 海斗(かたぎり かいと)であります! 転生する際に落とされたと記憶しているのだが次に目が覚めたら赤ちゃんが眠るような篭の上だった。 まあ、落ちて死んだら話になら無いので取り敢えずご都合主義とでも思っておこう。 さて、そんな俺も7歳になり小学校入学と言う時期となった。 「…行きたくないなぁ」 とまあ、前世で学んでいることを今さら習うなど愚の骨頂!と親にビシッと言って 「行ってきまーす」 やれるはずもなく、仕方なく登校する。 普通小学生の登校は同じ地区の班を作り、揃って登校するというシステムが利用されているはずなのだが、 俺が通っている学校は違ったようだ。 まぁ正直助かったと思う。 何故なら通学路を精神年齢3倍の男が威張り散らした高学年に大人しく従うと思うだろうか? まぁ、実際従わなくてはならないのだが… 「おはよー」 そんなことを考えているうちに教室まで到着。 大切だよね?挨拶。 「あ、おはよー海斗くん!」 「「おはよー!」」 俺が教室にはいる際にいつもの3人組が挨拶を投げ返す。 因みにずっこけるあれではないぞ? 「あぁ、おはよう穂乃果、海未、ことり」 さて諸君、気づいただろうか? 驚くことにこの世界はラブライブの世界だったのだ! とまぁ、ラブライブの世界は女子を中心としたアイドル系アニメな訳で、 男の俺が原作に介入何てことは絶対にない。 精々お話するなどのモブキャラを装う位の人生だろう。 "キーンコーンカーンコーン" と、チャイムが鳴って…… 放課後だ。 「海斗くーん、かえろー♪」 色々と飛ばした感じがするが気のせいだろう。 声の主は勿論穂乃果である。 その後ろを海未とことりが付いてきている。 「別にいいけど…」 ぶっちゃけてみると俺はこの三人と仲が良い。 休日もよく遊びにいくぐらいの仲である。 「ねぇねぇ、明日あそぼーよ!」 いつも何時でも唐突である穂乃果の誘い。 かかれば一発親のお叱り間違いなしのお遊びだ。 「危なくない遊びなら…」 「怖くないなら…」 「いいよー」 三者三様の回答。 若干、海未と俺の回答がにている気がするのだが。 幼稚園の時から家が近所で何時もこの面子で遊んでいれば大体の行動が把握できる。
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