新しい世界で

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…………目が覚めたのは火事から2日たった後だった。 目が覚めた次の日、友人数人と警察がやって来た。 友人達とは他愛もない話をした後、 元気になれよ、早く学校来いよなど、励ましの言葉をくれて嬉かった。 ………しかし、刑事の話でそのテンションを最低まで落とすことになる。 「君以外、家族は全員………その…」 「そ、んな……」 「事件の原因を説明するとだね、 世間では調理場の管理から来る油などの発火だと言われて入るが……違ったんだよ」 「……放火ですか」 「犯人は未だに逃走中。 しかも全くの手掛かりが無いと来ている」 …家族は居なくなった…家もだ。 変える場所はない…どうすりゃ良いんだよ! こんなの前世より酷かった! 本当に…………ホントどうなってんだよ神様ぁ!! 『眠れ…眠るのだ』 「…は?」 「ん?どうかしたかね?」 いきなり頭に響いてきた声に反応してしまい、声をあげてしまった。 て言うかこの声……神様!? 『兎に角眠るのだ』 「………一人にしてください。 すみません、報告、ありがとうございました」 「あ………あぁ、ではまた、何かあったら伺いますので…お大事に」 「はい……」 警察が退室したのを見計らい、俺は布団を被って目を閉じる。 自然と瞼が重くなり、いつの間にか眠りについてしまっていた。
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