第1章

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「時間は……ギリギリ言われた時間より早くつけたかな」 初めてのバイトに不安とささやかな期待を持ち、私は初出勤の日を迎えた。 私が働くことになったスーパーセンターウサは私の住む家から約21kmほど離れていて、自転車で約1時間半ほどかかる。 「えっと……まずは事務所に行くんだっけ」 自転車に鍵とチェーンロックをした後、事務所へと向かう事にした。 駐輪場から入り口はすぐ真横にあり、一枚目の自動ドアの入り口には警備員がダルそう立っている。 警備員の前を通り過ぎ、二枚目の自動ドアを通り店内へ入り関係者以外立ち入り禁止の貼り紙が貼ってあるスイングドアを押し開けこぢんまりとした事務所のドアを恐る恐る開けた。
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