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「だって……
奈々緒は桜介にも
あたしと同じような
避け方をしてたから」
寿々花は
私に答えを
求めているように言うけれど。
本当はもう
自分の中に
答えを見つけているような気がした。
そしてそれは
きっと、
真実に限りなく近い。
テーブルの上の料理は
どんどん熱を失っていく。
同じイメージで
私も自分の
頭と心を少しずつ冷やす。
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