序章

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色白で美人。 いつもにこやかで誰からも好かれる。 テーミスが幼かった頃はネウラを完璧な人間だと信じていた。 それが少しだけ変わったのはネウラがナナリアを産んでからだった。 ネウラは出産後、なかなか床上げが出来なかった。 半年余り寝込み、赤ん坊の世話以外は出来ない状態が続いたのだ。 その時既にサリフモワ家に居候をしていたテーミスは、ハウスキーパーや家事の補助の支援を頼むべく支援団体に掛け合う為走り回った。 ネウラも比較的動ける時は、不調の原因を調べる為あちらこちらの病院を訪ねて回った。 そして数ヶ月後難病である事が判明したのだった。
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