序章

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ネウラが難病であるとわかった時、テーミスは自分が抱いていた姉のイメージにヒビが少しずつ入っていくようで、それがとても怖かった。 完璧な絵に埃が掛かり、絵の色が変色していくようで、それを傍で見届けなくてはならない事に無力さを感じたのだった。
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