第1章

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ー大学二年ー 二年になって。 なんとか、短期のアルバイトとかして、生活費稼いで。 化粧のやり方も少しずつだけど、覚えていって。 ただ、まだメガネ。 コンタクトにしたくて。 夏休み。 とうとう、念願のコンタクト。 すごく、よく見える。 視界はサイコーにいい! なんでだろう。 すごく、よく見えるんだ。 そして。 ただ、美容院にいくのが面倒で、伸ばしてた髪。 切って、初のショートカット。 染めた。 最初、夏休みあけて、こんなに変わってたら、みんな驚くだろうかとか心配した。 けど、よく考えたら、そんなに友達多いわけでもないし。 人間、自分が思ってる以上に、他人に対して感心ないって考えるようにして。 そんな風に思って、なんとか変わった自分。 これで少しは、モテるだろうか。 モテなくてもいいから、彼氏とかできたりするだろうか。 とか、純粋かつ田舎っ子の私は期待しながら、二年目にして、大学デビューを決行した。 うん。最初の講義。 友達は、一度スルーして行った。 で、振り返って、めっちゃ驚いてた。 どうしたって。笑 ま、仲間内では、かなり盛り上がったけど。 結局、他からは特にと言った感じで。 まぁ、そんなものですか。 とか思ったけど。 せっかく、変わったのに、あんまり周辺に大した変化もなく。 だから、私は非日常を求めたんだ。 よく、聞かない? オンナは少しミステリアスなくらいがモテるって。 二面性を作ろうって、考えた。 夜の自分を作ろうって。 でも、わからない。 どうしたらいい? ネットで調べた。 そしたらさ。 SNSで、意外に出会いってあるって知った。 もしかしたらって、思ってさ。 登録して。 登録した途端、めっちゃメールくるから、舞い上がった。 まぁ、だいたい、エロいやつだけどさ。 そこらへんは、テキトーに流して。 普通に会話してくれる人とやり取りをした。 で、1人と会うことにしたんだ。 これが、私の今に繋がるんだと思う。 やめとけば良かったのかな。 けど。 やめてたからって、多分、 干物オンナまっしぐらなだけだったと思う。 そういうものだと思う。
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