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「行くぞ、車に乗れ」  2人は駐車場に置かれている銀のR35に乗る。  智は運転席、大崎は助手席に座った。  2人を乗せたR35はV型6気筒の爆音を流しながら、華麗なDRIFTで駐車場を脱出し、和食さいとうと赤城山を出ていく。  ――Maebashiのとあるガソリンスタンド……。  ここにRmagic製のAeroPartsを付けた縦に巻かれる白いストライブを付けた青いSpotsCar、2002年製FD3S型RX-7が止まっていた。この車に雨原とサクラが乗っている。  停まっている青いFDはハイオクのガソリンを入れていた。 「なぁ、今日のワンエイティの女の子はどんなもんかなァ……」 「――オレには興味ないな……ワンエイティの少女はただの走り屋だろ……」  2人が大崎のことを話していると、このガソリンスタンドに銀色のR35型GT-Rがやってくる。このR35にはさっき2人が話していた大崎も乗っている。  R35の運転席に乗る智は車の運転席側のSideWindow(サイドウインドウ)を開けて、店員に注文をした。 「なににしましょうか」 「ハイオク満タンで」 「かしこまりました」  注文を聞いて、店員はR35にハイオクガソリンを注入する。 「――あのR35は朝赤城を走っていた……斎藤智のR35 だ……」 「ここにきやがったぜ、伝説の走り屋、斎藤智ッ!」  智がガソリンスタンドに来たことを知って、雨原とサクラはFDを降りてR35へ向かう。 「Windowを開けてくれ」  雨原に言われて、運転席側のWindowを開ける。 「よう、伝説の走り屋の斎藤智ッ! ここに会うとはなッ!」 「別に、私はガソリンを入れに来ただけだ、赤城最速のTEAMのLeader(リーダー)雨原芽来夜」  智がガソリンスタンドに来た目的はR35にガソリンを入れるという目的だ。  雨原に会う目的ではない。 「朝走っていたのを見てたぜ」 「お前は見ていたのか、私の走っているところ」 「そうだ、本当に見たんだTeamメイトと」  雨原は智に、朝の走りを見ていたことを言う。 「お前でだけでなく、赤と白と黒のワンエイティも走ってたな」 「それは私の大崎だ。大崎翔子という私の弟子であり、私の妹分であり、同性だけど私の恋人でもある」
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