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明太子スパゲッティを注文し、15分で完食した。
「ごちそうさまだ。お金は払っておくぜ。昼食ありがとよ。大崎ちゃんは今週金曜の午後10時に資料館前の駐車場に集合だ」
昼食を食べ終えた雨原は店を出る。
サクラも雨原に着いて行くとして店を出ようとしたものの、大崎を見て立ち止まった。
「――大崎翔子……覚醒技を使える走り屋としてはAURAがある。だが、DRIFT走行会ではお前には負けたくない……絶対に負けられないからな……走り屋のPride(プライド)としてな……」
「こっちだって負けないよッ!」
「――小娘に負けるものか……」
そう言ってサクラは店を出ていく。
店を出たDUSTWAYの2人はそれぞれの車に乗り、FD3Sに積まれる3RotarのRotarySoundとJZA80に積まれる2JZのSingleTurboのSoundを奏でながら帰って行った。
「奴らは帰って行ったな。雨原の言ってたDrift走行会に本当に参加するのか? 私はとても心配している」
智はDUSTWAY主催のDRIFT走行会に参加すると言った大崎のことを心配する。
「おもしろそうだと感じたから参加したいと言ってしまいました……。DRIFT走行会は参加者少ないからおれが参加しないと行けないかなと思ったんです」
「けど、私はそれが心配だ。DRIFT走行会は甘くないぞ。下手すれば笑われてしまう」
「やっぱ怖そうですね……考えておきましょう」
DRIFT走行会に参加したいと言ったものの、それのことを深く考える大崎。
今日は月曜日、DRIFT走行会まであと4日。大崎はDRIFT走行会をどうするんだろう?
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