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で抜かれた。サクラさんのJZA80はすごい軽量化されたうえ、足回りはよく曲がるものに変わっていて、NomalのJZA80より10倍コーナリング性能がいいと言われてるし、さらにはサクラさんの腕がいいからJZA80にもかかわらずCornerでは無敵だよ」  EF9乗りのMemberの女性が来る。先輩Memberのサクラには敬語を使っていないが、DUSTWAYでは敬語は使わなくてもいいTEAMだ。  サクラのJZA80の車重は1380kgとNomalより100kg以上軽量化された上、足回りはかなり熟成しているからJZA80と思えないコーナリング性能を持つ。それは10倍以上と言われている。 「やっぱお前のJZA80は速いよ。お前の腕があるから速いけど、Nomalの10倍曲がると言われてるから下手が乗ってもCornerが速いクルマだな」 「――そうだ……このJZA80は軽量MachineよりCornerが速い……。DRIFT走行会ではあの小娘に負けないDRIFTをしてやるぞ……」  CornerではNomalの10倍速いJZA80は軽量なMachineにCornerに勝つほどだ。  走り屋のPrideからサクラは大崎に負けたくない。 「ちなみにサクラ、DRIFT走行会は2台同時に走る走行会だが、一緒に走る相手は大崎ちゃんに決まったわけじゃあないぜ。一緒に走る相手は木曜日の朝に決まるんだ。誰も決まっていない」  走行会で一緒に走る相手は木曜日に決まるそうだ。  まだ誰も決まっていない。だが、サクラは大崎には負けたくないらしい。 「あいつなんて16歳だよ。サクラさんは負けないと思う」 「谷村いたのか」  黒髪ツインテールの女、谷村。DUSTWAYのMemberだ。  愛車は黒いZN6型86。 「小娘に負ける走り屋なんていると思わへん?」 「そうだわ」 「――堀内と矢沢か……」  金髪セミロングの堀内、銀髪2本結びの矢沢。彼女らもDUSTWAYのMemberで、谷村の仲間だ。  堀内は黄色のV36型SkylineCoupe(クーペ)、矢沢は銀のGRX130型MarkXに乗っている。  堀内の喋り方は関西弁、矢沢は女性らしい喋り方だ。
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