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「おれは大崎翔子。大崎は東北の大名と同じ名字で、翔子の翔は某RaceGameの主人公と同じ翔だよ。智姉さんとは……」
朝の赤城山には智だけでなく、赤白黒のワンエイティが走ってたことも雨原は言った。
智はそのワンエイティに乗ってた大崎を紹介し、大崎はほほを照らしながら雨原の前で大自己紹介をする。
「へぇー、この娘がワンエイティのDriverか。幼そうだから運転できそうには見えないな。ちなみにあたしは雨原芽来夜、21歳。赤城最速TEAMのDUSTWAYのLeaderをやっている」
「けど、おれは自分でも思っているほど幼く見えるけど、こう見えて16歳。免許持っているよ」
と言うと、大崎は雨原に免許を見せた。
「これが免許か。なになに取得日は2か月前か。この免許取ったばかりなのにうまい運転だったな。覚醒技を使っていたし」
「ウェヒヒ、実は智姉さんから教しえてもらったんだよ。覚醒技も智姉さんから教えてもらったんだ」
大崎の走りと覚醒技は師匠で恋人(?)の智に教えてもらったものだ。
次に雨原はこんな話をする。
「今週の金曜日にDRIFT走行会を開催するけど、興味あるか?」
今週金曜日に開催する予定のDRIFT走行会について聞く。
「この走行会はなに?」
この走行会はどんなものと聞く。
雨原は説明した。
「DUSTWAYが開催する走行会さ。赤城の半分の道を使い、前半はDownhillと、後半Hillclamで1回往復する。名前の通り、GalleryにDRIFT見せるものだ。覚醒技は使ってもいい」
どうやらDUSTWAYの走行会は覚醒技OKの走行会のようだ。
「どうだ。興味あるだろ。これは大崎ちゃんに聞いている。答えは午後に行く和食さいとうで聞くけどな。あたしは出発するよ。こっちもガソリン入れるためにここに来たんだ。Rotaryは燃費が悪いからな。」
それを言うと雨原はFD3Sの車内に戻っていく。
雨原もガソリンを入れるためにここに来たんだ。
彼女は午後過ぎに大崎と智の家であり智の店の和食さいとうに来る予定らしい。
「じゃあな、午後に和食さいとうに会おうな」
これを言った後FDのWindowを閉じ、Engineを掛ける。
「――ワンエイティの少女……オレにもAuraが見えるな……」
助手席に座るサクラはWindow越しに智のR35に座る大崎を見る。
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