第三章

天津彩乃の章

ここは……華麗なる桜色をした小さな屋敷…。入口に続く道は桜の木が立派に咲いている。まるで桜の木が客人をこの屋敷に招いているかのようだ。そこには華麗なる美しき姫君がいると有名な屋敷でもある。
その姫君は悪どい武将に狙われ続けているのだが、一人の勇猛果敢の武将が姫君を護り続けている…。

武将「天津姫。体調の方はいかがでしょうか？」

姫を護りし武将の名は森ヶ下進…。35歳で…薙刀を軽く扱い、あらゆる敵を姫から撃退し続け、護ってきた武将の一人。「我は我が死ぬまで天津姫を護り続ける！」…。この名台詞を胸に……姫を護り続けると生涯誓っている。