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新は毎日、梨花を送ってくれた。
いつも通り、梨花の家の前で、
「じゃあまた明日…」
新が帰ろうとする。
「待って…
家、寄って行かない[?]いつも送ってもらってお礼できてないし、お茶飲んで言って[?]」
新は
「…いいの[?]」
「うん」
「じゃあ、上がろうかな…」
そう言い、バイクから降りた。
梨花は一人暮らしだ。
部屋は1Rで小さいが、淡いパステルピンクの家具が統一されていた。
「きれいな部屋だね😃梨花ちゃんっぽい」
そういい新は、ソファーに座った。
「そんな事ないよ。いっつも汚いんだ…
はい。コーヒーでいい[?]」
「ありがとう😆
うん…うまい❗」
二人はバイトの話や、普段の生活の話を始めた。
気がつくと、時計は午前3時になっていた…
それでも二人は、時間を忘れたかのように話を続けた。
「梨花ちゃんって、どんな男がタイプ[?]」
話は恋話になり
「そうだな~❗一緒にいて安心できる人かな[?]
顔もタイプなら、なおいいけど❤」
「…俺じゃ…ダメかな[?]」
新が、何を言ったのか梨花は一瞬、理解できなかった。
…が、すぐにそれが告白だと気がついた。
「…えっ…っと」
言葉に詰まっている梨花を見ながら新は続けた。
「ずっと、いいなって思ってたんだ。もし良かったら考えてみてくれない[?]」
新は真っ直ぐに気持ちをぶつけてきた。
梨花だって同じ気持ちだ…
返事はもちろん
「新くん…私も
好きだったんだよ❤」
「マジ[?]
やったね❗」
新はとても嬉しそうに笑いながら、梨花に抱き付いてきた。
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