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「兄さん結構行動派じゃん! で 、どうなったの?」
初めて忍び込んだ父さんの書斎は、僕の目には宝物の山が眠っているように映った。すごくわくわくしたんだ 。まるで冒険小説を体感しているみたいだっ た。
「そんなにすごかったの?」
ああ、少なくとも当時の僕にとってはね。父さんはここら辺の地主だし、珍しい物や本の収集癖があるみたいだから、あの時の高揚感も納得できるよ。
「それでそれで? やっぱり書斎探検したの?」
勿論。もう目が冴えて眠れなかったし、何よりもこんな面白そうなところま できて、なにもしないで帰るなんてもったいないことはできなかった。
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