回想
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ひとしきり腹を抱えて笑ってから、右足を垂直に上げた。 振り上げた右足がそのまま肩の辺りに落ちる。 「ごぶぅ……」 口から血を吐き散らかし、鼻から血を噴き、目からは血を流し、蹴りを入れた反対側の腹から腸を沸き出させ、絶命した。 「そっか……、90度以上になると、お腹って裂けるんだ……」 足の裏と顔面が対面している死体に別れを告げ、最後の一人に会うべく、先回りすることにしたようだ。
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