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真っ白く何もない空間。
そこには大きなテーブルがありそれを取り囲むように七人の人間が椅子に座わっていた。
?「とうとう明日か…」
?「待ち望んだ日が来るようだな」
?「でもあんまり期待するなよ?どうなるかは俺たちにはわからん」
?「そうだな。」
七人の人間達は底知れぬオーラが漂っていた。静かにそして着々と会話が進む。
?「俺はかなり待ったぞ。この日が来るまで」
?「いやいや、俺の方が待ったよ」
?「俺は10年は待った」
?「俺は30年」
?「じゃあ俺は100年」
?「じゃあってなんだよ…。俺は200年待った」
?「あなた達。見苦しいから不動の争いはやめなさい。ちなみ私は500年待ちました」
?「やめなさいとか言っておきながらお前も言ってるじゃねーか!」
?「俺は1000年待ったから」
?「いやいや俺が」
?「私が…」
七人の人間は口論になりヒートアップする。
すると一番真ん中に座っていた貫禄のある一番年寄りの男がバン!と机を叩く。
すると一瞬で先ほどまで口論をしていたのが一気に静まる。
「お前たちうるさいぞ。やるなら他でやれ。これは天界での最高級の会議じゃ。わしぐらいまでいけば、この待ち望んだ日をどのくらいまで待ってたのかは自慢にもならないわい」
ただの言葉。しかしその言葉には圧倒的の説得力があった。一体この人は明日のことをどんだけ待ち望んだことだろう。自分達じゃ到底敵わない。皆そう思った。
「あなたは一体この日をどれだけ待ち望んだのですか…?」
1人の男が恐る恐る聞いてみる。
「3時間前じゃ。てかそれまで知らなかった」
「「「「「「本当に自慢にならねーな!!!」」」」」」
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