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そう、かつて付き合っていた毅一も“旭商大”という学校の肩書だけで就職活動を苦労していた。
彼はお母さんと2人きりで暮らしていたから。
業種よりも、この旭川の街に残る事ができる手段を選んだのだ。
それによって彼は、目指していた鉄道関係の仕事とは全く似つかない職業・・・自衛官として働く事を決めた。
この旭川の街を訪れると、わずかだけど思い出す。
3年近く付き合っていた元彼の事を・・・。
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