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「弾たちはもう来ているはずだ。
さぁ、早く行こう。」
恭平は私の手を引き、“SOUND TOWN”と書かれたスタジオの奥へと入っていく。
以前ならこうやって手を繋がれる事に違和感はなかったはずだ。
しかし今は、どういう訳かとても照れ臭い。
きっと、自分の気持ちが明確になったからだ。
恭平には過去に温もりを求め縋った事がある。
しかし今は、たった1人だけを思っているから・・・。
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