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帰り道
広い駐車場のコンビニで花火を買った。
「東京にいたら、なかなか出来ないから」
「俺も…いつぶりだろ」
手持ち花火が貼り付いた、少人数用のセットを買った。
「帰りましょっか」
勢いのある太陽がしっとりとした夕日に変わる前に私たちは帰りのバスに乗り、坂を登った。
お母さんが…
待っているような気がしたからだ。
今日の練習は見学に行けるだろうか…
なんとなくの予想をつけながら、直接、お母さんがいる民宿の食堂に向かった。
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