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目が覚めるとそこは
「っっ森!」
異世界転生きたーー!!コレだよね、異世界転生したら草原か森からスタートだよ。
最初がダメな感じだったから今回もかなぁって思ってたけど、異世界っぽくなってきたね。
おっきな木!変な実のついた蔓に!綺麗な女性!
女性?
「!?」
「こんにちは。」
ニッコリ笑顔。
「……。」(ガクブル)
ぴゃぁぁぁ!?
絶世の美女に挨拶された。俺、今日死ぬんだろうな。
見納めだから心のフィルターに焼き付けておこう。
(ジーーーー)
「あら、もしかして…見えてます?」
ちょっと驚き気味に女性が話しかけてくる。
ってことは、見えちゃいけない分類の方ですね。
ヤバイ怖い。
「ゆ、…幽霊。」
「違います、精霊です。」
精霊さん、来たー!幽霊だと怖いのに精霊だと怖くないのは何でだろう?
髪が緑だから風の精霊さんかな。そうだ、痛い思いして情報をもらったんだから能力、何か使いたい!
サーチアイで情報収集~。
種族:精霊
属性:風
ランク:属性王
風の精霊王様でしたね。
「もしかして、魔王さんが呼んだスケットの方?」
「小太郎」
俺はコクリと頷き、自己紹介をする。
挨拶は大事よっておばあちゃんが言ってた。
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