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「よかった!私は風の精霊王フィーアと申します。コタロー君?先ずは魔王さんの所へ案内してあげるわね。転移するから、此方へいらっしゃい。」
はーい!
と、言いたい所ですが俺はとっても人見知り。
急に話しかけられたり、親しく無いのにフレンドリーにされると反応に困る。
「…。」
無言、無表情。
仕方ないんです!対人スキル底辺ですから。
引きこもりでは無いけど、極度の出不精だからね。
両親とも仕事が忙しくて年に2、3回会えれば良い方だ。おばあちゃんとは生活のリズムが違うし。唯一、双子の妹達とは一緒にいるな。連れ子同士の再婚だから血は繋がって無いけど。
とか、別の事を考えて今の状況から逃げようとする俺。
だって、ハグプリーズのポーズで美女が微笑んでいらっしゃるとか!
俺には荷が重すぎる。
「遅いですよ。はい、転移!」
みぎゃぁぁぁ!!?
ギュッて、ふわっとしたら視界が変わったよ!始めての転移はドキドキが止まらない。
だってまだギュッてされてるから!
「フィーアちゃん、せめて玉座の間以外の所に転移しようよ…。」
ショタ発見!
金髪碧眼のロードローラーツインズの片割れによく似た少年だ。
その側には赤髪のお水のお姉様、そしてガチャ◯ンとム◯クがいる。
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