勇者候補と不愉快な仲間達が残念になった件

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今朝はホームルームではなく全校集会だ。 禁忌召喚の事が知らされ、Aクラスの担任の謹慎によりSクラスへ一時、間借りすることが伝えられた。 ララ「鬱だ…。」 集会所から一緒に戻る途中ララは足を止めた。 ル「お気持ちは察しますが、俺たちの方が被害が大きいんですからね。」 そうだよねー。担任なんて、担当教科とホームルームとか以外はクラスにいないもん。 ライ「そうだな。あの勇者候補が問題だ。コタロー殿は人が苦手だが、あの勇者候補は…。」 あぁ、噂をすれば…ね。 ライ、出来れば無言を貫いて欲しいな。俺を悪く言ったりするかもだけど。 ライ「頑張るのだ。」 ギ「俺たちの今日の運勢最悪だな~。」 ギッシュは目を塞ぎ天を仰いだ。 それもそうだろう、目の前には勇者候補と取り巻きたち。 俺さ、腐男子だけどウザい系転校生の話は苦手なんだよね。みんなは分かってくれるはず! ミカ「皆さんは静かになさって下さいね。私が気を引きますのでタイミングを見てこの場を離れて下さい。」 ミカエルが犠牲に…。でもね、多分無駄だよ。 ミカ「何故です?」 だって、テンプレなら俺に興味を 持って付きまとってくるもん。名前を聞けば友達で、数回話したら親友になるんだよ……。
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