勇者候補と不愉快な仲間達が残念になった件

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ミカ「それって、頭大丈夫なんですか?」 ミカエルよ、驚愕の表情で勇者候補を見るなよ。 ララ「来る…き、来たっ。」 ララ、嫌だからってそんな小声で言わなくてもわかってるよ…。 勇「おはようございます。担任のライラスさんですよね、暫くの間よろしくお願いします。」 手を出す勇者候補にララの眼光が鋭くなった。 ララ「先生、だ。」 確かに。でも俺たちはララって呼んでるけど? 勇「仲良くしていだだきたいので俺の事はエリックとお呼び下さい。」 聞けよ!!先生って言えって言ってるのに、なんで自分の呼び方を言うの?? 金髪「エリックは勇者候補だ。特に学ぶ必要は無いが学校へ来てやっているんだから感謝して欲しいくらいだ。」 偉そうな金髪が大仰に肩をすくめてみせた。 ウザいなぁ…。 ピンク「Sクラスだからって調子にのるなよ?俺たちAクラスは幼い頃からの英才教育で君たちよりずっと上にいるんだ。レベルを合わせてあげるのに感謝しなよ?」 ピンクの巻き毛が見下して来た。 ウゼェ…。 赤毛「エリック、余り近付いては下品がうつりますよ。」 赤毛ロングが勇者候補を抱き寄せる。 …。 ミカ「みなさん、授業に遅れてしまいますよ?ライラス先生も準備があると思いますし、移動しながらでもお話されてはいかがでしょう?」
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