勇者候補と不愉快な仲間達が残念になった件

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ミカエルが柔和な笑みで“俺たちだけ”に声を掛けてくれた。 ル「次って魔法薬の授業だ!」 ルークが焦ったフリをしてくれたので全員で走ってその場を離れる。 ミカ「ルーク様、ナイスタイミングです。」 ル「ミカエルこそ、ナイスアシスト!」 二人の見事な連携で危機を脱したが、今後に不安しか無いなぁ。 ライ「コタロー殿、我を頼って欲しい。」 ミカエルではなく、自分を頼ってって事ね。 ライ、頼りにしてるから余り惚れられないでね。 ライ「?りょ、なのだ。」 さて、問題はこの授業だね。温室で隣に来ると思うけど、みんなおとなしくしててくれるかなぁ…。 ミカ「おとなしく出来る自信は?」 ギ「俺、無理~。」 ル「多少は努力しろよ?」 ライ「我も頑張るのだ。」 いい?全無視でいくよ。担当の教師が声をかけてくるまでは我慢だからね。 ミカ「教師が声を掛けるまでで結構ですから、ギッシュ様頑張って頂けますか?」 とても困った顔をするミカエルに、ギッシュはしぶしぶ頷いてくれた。 ライ「その教師には何かあるのか?」 そうだよー。実は凄い人だったりするんだ。後でのお楽しみだね。 ライ「凄い人か…我は余りかかわりたくないな。」 確かにね。魔王ってバレたらかなりヤバイよ。
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