勇者候補と不愉快な仲間達が残念になった件

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じじ「さて、そなたらの事はよく耳にするがのぅ。良い噂は聞かぬのじゃ。」 一人ひとりを見つめながら言葉を続ける。ふと、俺たちのグループに目を留めて意見を促す仕草をしてくる。 ライ「我と彼は転入したばかり故参考には出来ぬだろう。ギッシュ、ルークは何かあるか?」 ライは話しを二人に委ねて様子見するようだ。 ギ「ま、噂通りだろうな。俺たちのクラスは戦闘で一緒になるけど、遅刻しなかった日は無いはずだぜ?」 ギッシュは肩を竦めておどけてみせた。 ル「授業中も私語が多いので、このままサイレントを継続してもらえると助かります。」 賛成!!煩いもんね。 じじ先生はうんうんと頷きながら勇者候補一行に向き直る。 じじ「この授業ではサイレントを継続する。次回から遅刻した場合は参加させぬからの?ては、始めよう。」 じじ先生の言葉に何か言っている勇者候補一行だがサイレント効果で静かです。 じじ「マンドラゴラは雄と雌で効能が全く違うのじゃ。今日は雄のマンドラゴラを使うが、鉢から抜かぬよう注意すること。」 まぁ、悲鳴でやられちゃうよね。でもさ、それフラグじゃない?隣のバカがやりそうなんだけど。 ライ「ふ、フラグなのか?」 フラグに怯えるライ、カワユス。
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