テンプレは突然に

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「あら?四天王ちゃんたちお揃いで悪巧み?」 今だ俺を抱きしめているフィーアはショタのセリフを完全スルーでくすくす笑う。 いきなり四天王出ちゃったねー。俺はいつになったら離してもらえるんだろう? 緊張の余り冷や汗ダラダラ。 「あ、魔王さんこんにちは。この子が神様からの贈り物みたいよ、コタロー君っておっしゃるの。」 玉座と思われる立派な椅子に足を組んで座っているイケメン細マッチョが魔王らしい。 この人が土下座で助っ人頼んだ魔王?イメージ違うなぁ。 とりあえず挨拶は基本だ。 (こーんーにー) 「…ちわ。」 はい、心の中だけ元気な挨拶です。 だって魔王様ったらデカイし眉間にシワ寄ってるし、全開のシャツから筋肉が見えちゃってるし正直怖い!! 「コタロー殿面倒ごとを頼んで申し訳ない。だが、世界が崩壊すれば多くの命が失われてしまう。この世界だけでなく近隣の世界にも歪みの余波が渡り被害が出てしまうだろう。何としてもそれは避けねばならない。此処に来たと言う事は力を貸してくれるのだろう?我等もできる限りフォローしよう。よろしく頼む。」
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