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おっと!その話、詳しく…とか言ってる場合じゃなかった。実はこの鬼ごっこ、鬼が3分の2という理不尽なシステムなのだ。
ブラッド「全方位から囲むように接近中!」
どうしろと!?
メタリック「後方から全力疾走の勇者候補が接近中~。あと30秒で接触よ?」
更にどうしろと!?ちょ、待って勇者候補って鬼?じゃないよね、じゃあもれなく大量のヤロー共を引き連れて…。
勇「うわぁぁぁぁ!!!」
キターってね。
ブラッド「掴まって!飛ぶわよ。」
え、うそブラッディレッドさん?
俺「何で姫抱きなんですか~?」
ブラッド「なんとなくよ!メタリックピンク、パス!!」
にぎゃぁぁ!
ポ~イって投げられたっ。
メタリック「はいはーい!キャッチアンドリリース~。」
いつの間にか包囲網の外にいたブラッディレッドさんにリリースされる俺。
ブラッド「朗報かしら、ターコイズからライ君がコッチに向かって爆走してるみたいよ。ソコの鬼どもを蹴散らしてくれそう。」
包囲網から逃れて再度走り出そうとしたが止められた。
ライを待とうかって事だね。
ブラッド「それにしても勇者候補は身体能力高いわね。あの鬼の数で捕まらないなんて。」
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