夏休み初日~ライの受難風味若干の俺得を添えて~

2/16
前へ
/265ページ
次へ
そして平穏に数ヶ月が過ぎ、この世界でも夏休みはあるようで。 ギ「今回も試験を乗り越えてやったぜ!!」 両手を挙げて喜ぶギッシュにクラスのみんなが苦笑いだ。 ル「ライとコタローのおかげで成績良かったもんな。ギッシュは今年も実家に帰省するんだろう?」 ギ「あぁ。帰らなかったらたぶんコッチに乗り込んでくるからな。」 心配症なご家族ですね。 ライ「ルークも帰省するのか?」 ル「だな。どうせギッシュの馬車が来るし…何故か俺込みの帰省が確定されてるんだよ。」 道中のギッシュの監視役じゃない?って思ってしまうよね。 ギ「お前らはどうすんだ?何だったら俺ん家来る?」 ライ「我は仕事がある故一度帰省するが、休みの間に伺おう。」 だね。チョット気になることもあるしー。 ル「じゃあ、休暇半分からギッシュの家に集まるのでいいな。」 俺無しかもだけどねー。 ライ「だ、ダメなのだ!コタロー殿も一緒なのだ!」 え?そんな必死にならなくても…。 ライ「始めての友達なのだ…。」 わ、分かったからしょぼーんってしないで!! ギ「決まりだな!迎えはどこまで行かせたらいいんだ?」 ライ「迎えはいらぬ。ギッシュの魔力を頼りに行くので気にしないでくれ。」
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

623人が本棚に入れています
本棚に追加