夏休み初日~ライの受難風味若干の俺得を添えて~

8/16
前へ
/265ページ
次へ
ライ「ご飯いっぱい用意したのだ。ミカエルも来るといいのだ。」 ルンルンだね。でも部屋を出たら魔王モードでしょ? ライ「うむ。コタロー殿は魔王モードでもカッコいいと言ってくれるので、遠慮なく魔王モードするのだ。」 よーし、食べるぞー!! ミカ「私は何時も通りコタロー様の肩にお邪魔いたしますね。」 ライ「どっちでも良いのだ。では、コタロー殿我にエスコートされてくれるか?」 されてあげるー…って、俺は女子か!!半歩後ろにピッタリ付いて行くね。 ライ「手は?」 魔王は手を繋ぎません。 ライ「むぅー。」 ミカ「イメージ先行ですからね。暫くはガマンですよ。」 はい、行こう!! 背中を押して部屋から出ると、ライはすぐに魔王モードだ。カッコいいね! ミカ「同一人物か疑わしくなりますね。」 ライ「聞こえているぞ。」 あ、ライが偉そうだ。 ライ「我は魔王だぞ?偉いに決まっているではないか。」 徹底してますね。ミカエルも天使長モードあるの? ミカ「ありませんよ?私は常にこんな感じです。」 ライ「天使の癖に嘘をつくとはな。」 ククっと笑うライがカッコよすぎるんだけど! ミカ「おや、嘘とは?私はいかなる時もこのスタンスです。」
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!

623人が本棚に入れています
本棚に追加