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ライ「ふむ、仕方ない。我は玉座に戻るが食事を楽しんでくれ。」
内心バッキバキのブロークンハートなのに魔王はそれを表に出さないんだね。
ライ~、後で一緒にお風呂に入ろう?
ライ「風呂…だけか?」
じゃあ、お風呂以外も付けちゃうよ?明日お仕事出来るかなぁ?
ライ「望むところだ。では、後でな。」
ちゅっと頬にキスをして玉座に向かうライを見送り食事再開。
ミカ「ふぅ、ライオネル様が近くにいるとその分注目を集めてしまいますからね。後からちゃんと謝らなければなりません。」
なんだ、ミカエルの作戦だったの?
ミカ「途中からライオネル様も気づいておられましたよ。スープをどうぞ。」
会話中でもしっかり食べてた俺にタイミング良くスープが運ばれて来た。
俺「ストーカースキル…。」
ミカ「執事です。」
俺は動いて無いのに今食べたいものが次々運ばれて来るのが怖いです。
ミカ「執事ですから。」
…。お、美味しいなぁ。
ミカ「喜んで頂けて良かったです。」
へ?
ミカ「本日の料理は全て私のプロデュースですから。ライオネル様だけに良いところを持っていかれる訳にはいきません。」
わぁ、俺の好み丸出しのメニューなわけね。美味いからいいんだけど。
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