夏休み前半~俺の溶岩焼き、青い風に吹かれて~

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ヤバいよ、どうしよう。 アベ「コタローが危機回避出来なければお前の魔武器も役に立たないんじゃないか?」 ……確かに。アベーの癖にもっもとらしい事いいやがるぜっ。 アベ「能力が高くとも使う奴がクズなら大したことは無い。実際歪みでも使いこなせずにヤられた奴らは多いしな。」 えー…危機回避っても、平和な日本人にしてみれば 「なにそれ?美味しいの?」 レベルのはなしだよ。そりゃ、事前に危険を察知出来れば………あれ?できるんじゃね? 俺「なぁ、アベって経験とかで危険を察知してんの?」 無駄な事する前に必要な質問はしておくべきだよね。世界の知識には何となく良いのがあるのだよ。 アベ「基本的にはそうだが、高位の悪魔とかは魔力量に物を言わせて魔力探知を使うな。」 やっぱね!魔力はないけど、神力はいっぱいだから出来るはず!! 俺「魔力探知もどきが出来るはずなんだよ。ちょっと試してみたいからアベは隠密行動してくれるか?」 アベのレベルだから結構な隠密性があると思うし、これが探知出来れば十分実戦で使える…はず!! アベ「半径10Kmの何処かにいる。俺に気づかなければその時は……。」 死ぬ気で頑張る。俺の何かが奪われる前に。
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