夏休み前半~俺の溶岩焼き、青い風に吹かれて~

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なにそれ?怖いじゃん! ぼへっと座り込んでる俺に悪魔の一人が写真をくれた。そこには、クリッとしたダークブラウンの瞳に、ボーイッシュなライトブラウンの髪をした少女が一人。 四つん這いの少女には、服にも髪にも白い半透明な液体が掛かり危ない写真の出来上がりになっている。 俺「アウトぉぉぉ!!ソレはアウトですから!」 アベ「頑張るんだな。再開するぞ?」 待って!浄化で綺麗にしてから男に戻る。 俺「よし、重力二倍でお願いします。」 ちょっと本気でいきます。この試練は精神的なダメージが半端ない。 アベ「いいだろう。スタートだ。」 先ほどと同様にペイント弾が四方から襲ってくるが、流石に同じ轍は踏まないからな? アベ「やはり簡単過ぎたな。悪魔の速度を上げるぞ?」 嫌とか無理とかは聞いてくれないんでしょ?悪魔さんのスゲー良い笑顔は不安しかもたらさない。 スタートと同時に悪魔さん達が最初の倍速で動き出した。 俺「あ、このくらいならまだ平気~。」 うん、なんとなく掴めてきた。反撃してやろう! 飛んでくるペイント弾を優しく掴んで適当にペイペイっと。 アベ「アレに当たったら仕置だな。」 変な発言しないでよっ!
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