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悪夢の10日間が終わった。人間、死ぬ気になれば何でも出来ちゃうんだぜ?
ライ「お……お帰りなのだ?コタロー殿、大丈夫か?」
久々にみるライに俺の荒んだ心が崩壊した。
俺「タダイマ。ダイジョウブナイ…マモッタ……。」
合言葉は平常心!だもの。でも、守りきったよ…俺の大事な物は。
ライ「み、ミカエル!!コタロー殿に何をしたのだ!?」
ライにぎゅっと抱きついている。色んな事を思い出すと涙が滲んで身体は小刻みに震えてしまう。
ライ「コタロー殿、もう大丈夫なのだ。我がいるのだ大丈夫なのだよ。」
ライは優しく抱きしめて俺を抱き上げる。
ライ「ミカエルは暫くコタロー殿には近づくな。見るのも禁止だ。天界で仕事でもしているがいい。」
ライは俺の心を代弁するかのような指示を出してくれた。
ミカエルは俺を観察…するのが生きがいと言っていいそうだから、それを取り上げるのは一番のお仕置きになるだろう。
ミカ「ちょ!?それはあんまりではありませんか?コタロー様が最短で強くなれたのは私の訓練方法があったから…」
ライ「黙れ。」
あ、ライってばかなり怒ってらっしゃる?
ライ「我はコタロー殿が何処に居たのかもわからぬ状態でこの10日間を過ごした。貴様は報告義務を怠ったのだ。」
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