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まったくもう!と、言いたげなフィーアに目が点な俺。おっとりした外見や物腰なのに超短気なんだね。
ライ「あぁ、かなりの強硬派で短気な性格だ。表面上は柔らかな印象だが精霊王のなかでは二番目に短気なやつだな。」
以外だなー。やっぱり一番短気なのは火の精霊王?
ライ「いや、闇だな。面倒くさいと判断したら全てを消去にかかる迷惑な性格をしている。」
闇さん危ない!!気をつけよう。
フィ「タクちゃんは基本ぐうたらさんですよ?」
だからこそ、面倒なことが大嫌いなんだろうな。で、消しちゃうんだ…怖っ。
ライ「フィーア、コタロー殿に何のようだ?」
おっと、本題を忘れる所だった。俺ご指名でしたよね?
フィ「コタロー君にある方からお土産ですわ。」
俺に?なんだろ。小さなトランクケースみたいな木箱を開けて見ると
俺「にぎゃぁぁあぁああぁぁ!!」
ぎっしりと俺のきわどい写真が詰まってる!
明らかにアベーからの嫌がらせだ。
フィ「あらあら。」
ライ「見てはダメなのだ!!」
固まった俺から木箱をもぎ取って蓋をしたライはそれをボックスにしまって俺を抱きしめた。
フィ「うふふ。私はお届け物にきただけよ。じゃあね。」
フィーアさんは爆弾を投下して去っていった。
残されたのは抜け殻の俺と、さりげなく写真を自分の物にしているライだけだった。
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