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ライ「知ってるのだ。」
本当の事ですけどね。まぁ、魔界は人間じゃ住めないからねー。
ル「今、食後の運動に付き合わされる所だったんだ。お前らも訓練場に行くだろ?」
ご家族に挨拶とかしなくて良いのかな?貴族なんだろ?
ギ「今は誰もいないぜ。王様に呼ばれて母上も父上も兄上も王城に行ってるからな。」
ギッシュから母上とか聞くとサブイボが…。
ライ「我もなのだ。」
腕をさすり、さすり。
きもっ。
ギ「ちょ!きもっとか言うなよ!呼び名は昔からこれなんだよ。」
ル「祖父母殿はいるから挨拶するか?」
あ、うん。お願いしようかな。
ル「じゃあ、こっちだ。離れに小さな家を建てて2人で暮らしているんだ。」
へー。使用人とかも?
ル「いや、祖母殿は一般の方でな、祖父殿が一目惚れで何とか落としたお方なんだ。余生は貴族社会とは離れて暮らしたいと言われてな。今の形に落ち着いたんだ。」
あの、ギッシュの家の事情だよね?
ギ「俺より詳しいんだ。」
へ、へー。
ギ「訓練場の通り道だし、ばぁちゃん所に寄ってからでも全然良いぜ!多分ライもコタローもばぁちゃんに好かれそうだしな。」
祖母はばぁちゃんなんだな。
ギ「ばぁちゃんは、ばぁちゃんで良いって言うんだ。お爺様はお爺様だけどな。ここだ。」
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