夏休み後半~王道ドルチェの盛り合わせ (前)~

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ライ「知ってるのだ。」 本当の事ですけどね。まぁ、魔界は人間じゃ住めないからねー。 ル「今、食後の運動に付き合わされる所だったんだ。お前らも訓練場に行くだろ?」 ご家族に挨拶とかしなくて良いのかな?貴族なんだろ? ギ「今は誰もいないぜ。王様に呼ばれて母上も父上も兄上も王城に行ってるからな。」 ギッシュから母上とか聞くとサブイボが…。 ライ「我もなのだ。」 腕をさすり、さすり。 きもっ。 ギ「ちょ!きもっとか言うなよ!呼び名は昔からこれなんだよ。」 ル「祖父母殿はいるから挨拶するか?」 あ、うん。お願いしようかな。 ル「じゃあ、こっちだ。離れに小さな家を建てて2人で暮らしているんだ。」 へー。使用人とかも? ル「いや、祖母殿は一般の方でな、祖父殿が一目惚れで何とか落としたお方なんだ。余生は貴族社会とは離れて暮らしたいと言われてな。今の形に落ち着いたんだ。」 あの、ギッシュの家の事情だよね? ギ「俺より詳しいんだ。」 へ、へー。 ギ「訓練場の通り道だし、ばぁちゃん所に寄ってからでも全然良いぜ!多分ライもコタローもばぁちゃんに好かれそうだしな。」 祖母はばぁちゃんなんだな。 ギ「ばぁちゃんは、ばぁちゃんで良いって言うんだ。お爺様はお爺様だけどな。ここだ。」
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